日本民族の現在地
今日、我々日本民族は未曾有の危機に直面しています。それは単なる社会情勢の不安定さではなく、人間が本来持っているはずの「生きる力」そのものの減衰です。現代社会を取り巻く公害物質、溢れかえる食品添加物、そして目に見えぬ電磁波の不協和音。これらの過酷な環境悪化により、我々の生命力は根底から蝕まれ、弱まり続けています。今、我々がなすべきことは、この文明の混迷に左右されない、生命の根源的な力を取り戻すことに他なりません。
古来より継承される
「肚」の力
生命の躍動を支える真の土台は「肚」にあります。肚の力とは、頭でもない、心でもない、人間の原初の力なのです。古来、植物も動物も、そして人間も、目に見えない「菌」の働きによってその命が養われてきました。人間が真に生きるための食事の根本は、外部から何かを補うことではなく、腸内細菌を中心とした自らの内に宿る「固有菌」を賦活させることにあります。先祖代々、数千年の歴史を経て受け継がれてきた自分自身の菌こそが、人間燃焼の鍵を握っているのです。
肚づくりのための
「菌酵素食品」
日本民族の力を立ち上げるには何が必要か。執行草舟が長年の菌学研究を経て辿り着いた結論、それが「菌酵素食品」による肚づくりという方法でした。自らの菌の「エサ」となる良質な菌酵素を摂り入れることで、内部から自己を変革し、健全な肉体を再構築する。肚を養うことによって、ほんとうに生き、正しく死ぬことができる人間を創る。我々は、混迷の世を突き抜けて人間が真に生きるための方法として、菌酵素食品による「肚づくり」の道をひらき、歩みつづけます。
最先端にして、
工業精神の本来を守る
我々が守り続けているのは、資本主義の原点であり、人間のこころが宿る「マニュファクチュア(工場制手工業)」の精神です。バイオテックの製品づくりには、利潤と効率のみを追い求める近代工業論は存在しません。
最新鋭の機械設備を駆使しながらも、工程の肝となる菌の植え付けや育成、そして梱包を含めた最終製品化のプロセスは熟練の社員による手作業で行われます。機械による「精密」さと、製品を新しい命として仕上げる「情熱」をそれぞれに融合させることで、人間の生命の糧となる食品を完成させているのです。
そして、本社工場は、神奈川県川崎市がこれからの産業をリードし、将来の発展が最も期待される研究開発機構を集積した創造発信都市「かわさきマイコンシティ」の一員として運営されています。その土地は、関東平野最古の縄文遺跡が眠る歴史的な場所でもあるのです。産業の最先端を担いながらも、資本主義の原型を守る精神が、バイオテックのDNAには刻まれています。
ただ独りで、
つくりつづける
バイオテックが世に届ける食品はすべて、自社による完全一貫生産体制によって製造されています。菌を育て、培養し、抽出し、製品にする。その全工程を自社の工場で担っています。
たゆまぬ研究姿勢によって、製品の品質を向上させる。ロットが変わるたびに、社長みずから口にして確かめる。同じ製品を、性能を落とさずにつくり続けるという、新しいものをつくるよりずっと難しいお題に、40年以上取り組んできました。
添加物に配慮し、自然の素材の力を最大限に引きだせるよう、一粒一粒に誠実を尽くすこと。年齢・性別・体質を問わず、小さいお子様からご年配の方まで、誰でも安心して長年に亘ってお飲みいただける食品をつくること。バイオテックは創業以来変わることなく、自然と生命に対する礼儀をもって製品をつくりつづけています。
芸術と仕事を、
生命と化す。
「芸術」と「仕事」は本来、人間という生命における一つのものです。絵画や彫刻から放たれる波動は空間を満たし、そこで生まれる製品の中に入っていく。これが「絶対負」の思想から導かれた確信であり、工場設計の根本です。
日本菌学研究所のエントランスホールには、一枚のブロンズ・レリーフが掲げられています。イタリアを代表する彫刻家ペリクレ・ファッツィーニが制作した〈ノアの箱舟からの出立〉(1932年)です。大洪水を逃れたノアとその家族が、希望に満ちて地上へ踏み出す瞬間を描いた本作品もまた、製造の一部であり、製品に刻まれたエネルギーの源なのです。
あらゆる難事の果てに、新たな生命が始まります。すべての製造工程を通り抜けた製品の一粒一粒は、工場という箱舟を出発して、皆様の元に運ばれていく命なのです。