海の記憶を宿す結晶
50種類以上の既知、100種類を超える未知
メルゲンは、天然の牡蠣殻を原料としたイオン化酵素ミネラル食品です。牡蠣の殻には、カルシウムを中心として、鉄、マグネシウム、亜鉛、銅、マンガンをはじめとする多種多様なミネラルが含まれています。その種類は、人間がすでに発見しているものだけで50種類以上、自然物ゆえに未知の成分も含めれば100種類を超えるとも言われます。海が育んだ牡蠣殻の組成は、私たちの血液や体液のミネラルバランスに近く、人体との深い親和性を持っています。
人知の届かない自然のバランス自然物は、すべての要素を分解して把握できるものではなく、数値には置き換えられない要素を含んでいます。季節ごとに変わる海の状態、潮の流れ、生きものたちの営みが牡蠣の殻に刻まれ、そのミネラルバランスは製造ロットごとにわずかづつ異なります。それは、絶えず移ろう自然が、そこに住む生命に影響を与えているためです。人知の届かない領域で整えられたこの自然のバランスこそが、メルゲンの価値の根底を支えているのです。
火山国・日本人の宿命
ミネラルの流出と酸性の土壌日本は、火山国です。山が多く、雨水は栄養分を洗い流すように海へと流れてゆきます。土壌はミネラルが大地に蓄積されにくいので、酸性に傾きやすいのです。日本人は古来より、水からも食物からも、十分なミネラルを得にくい環境で生まれ育っています。一方で、ヨーロッパの大地は石灰岩質でミネラルに富み、そこで育った食物や動物の体にも、豊かなミネラルが行き渡っています。日本を訪れた外国人による記述のなかには、ミネラル不足から来る日本人の身体の特徴を示すものがいくつも見られるほど、日本人は民族的にミネラル不足の宿命を背負っているのです。
食の工業化とミネラル不足の深刻化さらに現代においては、食品加工の合理化と農業の工業化によって、食物に含まれるミネラルの量は往時と比べ、大幅に減少しています。いくら食事に気を配っても、気づかぬうちにミネラル不足は深刻になっているのです。これが現代を生きる私たちの実情です。メルゲンは、こうした背景のもとに生まれました。メルゲンの使命とは、日本人が慢性的に不足している微量ミネラルを、自然のバランスのまま、無理なく補うことにあります。
メルゲンが担う三つの役割
酵素の働きを支える補酵素として私たちの体内では、2000種類以上の酵素が休むことなく働き、消化、吸収、代謝、解毒など、あらゆる生命活動を担っています。酵素がその働きを発揮するためには「補酵素」の存在が欠かせず、ミネラルはその代表的なものとして知られています。メルゲンは、この補酵素としてのミネラルを、イオン化酵素という形で日々の食に届ける食品です。
満たされにくいミネラルを、日々のなかで現代の食環境では、意識して食事を整えたとしても、特定のミネラルの摂取量がわずかになりやすいといわれます。栄養学における「桶の理論」では、ひとつのミネラルが不足すると、他の栄養素の働きも連動して滞りやすくなるとされています。メルゲンは、そうした欠落を、日々の食のなかで少しずつ満たしていきます。
古代の海水に近い、弱アルカリ性の組成私たちの血液や体液は、太古の海水の組成に近い弱アルカリ性であるといわれています。しかし現代の暮らしは、加工食品やストレスにさらされるなかで、この均衡を崩しやすくなっているのです。メルゲンは、この状態を補うための弱アルカリ性のミネラルを豊富に含む食品であり、古代の海が持っていた組成をそのまま、今の食卓へと運ぶものなのです。
なぜ「イオン化酵素ミネラル」なのか
イオン化という方法メルゲンが目指しているのは、ミネラルを大量に摂ることではなく、日々のわずかな欠乏を積み重ねないことです。長く飲み続けるものだからこそ、吸収されやすさと排出されやすさをあわせ持つ「イオン化」という方法が欠かせません。
イオン化とは、ミネラルを、他の物質と結合していない「単分子」の状態――水に完全に溶ける状態へと変換することです。本来、人体にとって望ましいのは、この結合が解かれた自由な状態でミネラルを摂ることなのです。体に吸収され、活用されてはじめて、ミネラルはその力を発揮します。
一般のミネラル食品の多くは、他の物質と結合したままの状態(リン酸カルシウム、炭酸カルシウム等)のため、体内に留まりやすいと言われています。この結合をあらかじめ解いておくのが、イオン化という方法です。水に溶けるからこそ吸収効率が高まり、摂り過ぎても余分な分は自然に排出されていく。これが、自然にならったメルゲンの知恵なのです。
菌酵素食技術が結実した「酵素処理」の恩恵さらに、メルゲンには酵素処理が施されています。菌酵素食製品(サンレム・ガイアレン)の製造で培われた酵素の技術を用いて、焼き上げた牡蠣殻を独自の製法で冷やし込む工程のなかで、ミネラルを水に溶け込みやすい状態へと導いているのです。
この酵素処理によって、天然の牡蠣殻は「イオン化酵素ミネラル」へと生まれ変わります。牡蠣が海で生きていたときの力をそのままに宿しながら、サンレムやガイアレンとも相性の良いミネラルとして仕立てられているのです。だからこそ、菌酵素食とともに日々の身心をやさしく支える一助となっているのです。
生命の源流に乗って
mer(海)と gen(源)、二億年の記憶メルゲンという名前の原型は、フランス語で「海」を意味する“La mer”(メル)と、「根源」を意味する“gen”(ゲン)との組み合せとなっています。生命の根源としての海への敬意と、そこから汲み上げられた力を人の体へ届けたいという願いが込められているのです。カキは、サンゴと並ぶ最古の海の生物のひとつ。その歴史は二億年以上前の古生代にまで遡り、日本では縄文の頃よりすでに食用とされてきました。カキ殻とは、太古の海がかたちを変えて、今の時代に運ばれてきたものにほかなりません。
いったん死んでよみがえる生命メルゲンが生まれる過程で、カキの殻は、高温の炎に焼かれます。あらゆる有機物が燃え尽き、灰となる、ひとつの死がそこに訪れます。しかし、燃え尽きたはずのその殻は、冷える瞬間、思いがけない姿を見せます。粉となった殻が、まるで息を吹き返すかのように立ち上がり、動き出すのです。執行草舟自身、初めてその光景を目にした時、言葉を失ったといいます。燃やしてなお失われなかった、牡蠣が生きていた時の生命力が、もう一度この世に蘇ったのです。メルゲンとは、この一度死んだ生命を、もう一度この世によみがえらせた製品にほかなりません。
生命の故郷とともに海という源流と、死からの源流。ふたつの流れが出会い、ひとつに合流するところに、メルゲンは生まれました。一度死に、そして蘇った牡蠣の記憶と、二億年の海を生き抜いてきた記憶を、メルゲンは宿しています。メルゲンを日々飲み続けることで、知らず知らずのうちに閉じていたあなたの殻はひらかれ、あなたの内なる海は、静かに満ちてゆきます。メルゲンとは、死してなおよみがえる幾重もの生命の源流に乗って、今日のあなたのもとへ届けられた、ひとしずくなのです。