サンレムに与えられた使命
「どうすれば、真に健康な身体をもって、人間としての生命を燃焼し尽くすことが出来るのか」。この問いに応えるために生まれたのが「サンレム」です。
サンレムは「肚づくり」の中心核を成す存在です。バイオテックは、創業以来40年以上にわたって、椎茸菌糸体由来の菌酵素食品であるサンレムを守り、育て続けてきました。目に見えない負のエネルギーが、目に見えるものを支えているという「絶対負の思想」。人間という存在は、腸内細菌をはじめとする「肚」の力によって、根底から支えられているという「菌酵素食の理論」。サンレムとは、執行草舟が築き上げたこれらの思想および理論を体現した製品なのです。
サンレムを一言で言えば、私たちの「肚づくり」を支えるための、生命の根源に響く食品です。サンレムは、単なる栄養補給のためのサプリメントではありません。サンレムが目指すのは、病気を防ぐことでも、特定の症状を改善することでもありません。サンレムとは、私たちの内にある菌の糧となる食品です。それは腸内細菌を喜ばし、私たちが日々口にするあらゆる食品を、体の中で正しく活かすための土台であるということです。つまり、サンレムは、あらゆる食品を根底から支える基礎食品なのです。サンレムとともに「肚をつくる」ことこそが、私たちの与えられた命を燃やしきって死ぬための基本を創り上げる方法なのです。
肚のある人間の生き方
「肚」とは、単なる内臓を指すものではありません。漢字の「土」を内包することが示すように、人間の生命の土台を指すものとして、古来から継承されている言葉が「肚」なのです。自分本来の健康を営む力、自分固有の人間性を醸す力、そして自分に与えられた運命を生ききる力。そのすべての根本が「肚」にあります。「肚づくり」とは、自分自身の器を鍛え、磨きあげ、錬成していくことなのです。
執行草舟が提唱する「人間燃焼」という生き方は、この肚の力に基づいています。人間を人間たらしめるものが、肚の力です。自分の人生と生命を誰のために、何に捧げるか。その問いに真剣に苦悩し、死ぬまでの1日1日を燃やし尽くして生きる。そのすべてを支えているのが、「肚」の力です。
もうひとつ重要なのは、真の健康は各人の遺伝的体質に応じて存在するという考え方です。万人に同じ健康があるという前提ではなく、自分自身の健康のかたちは、自身の「肚」がすでに知っています。外から何かを足すのではなく、自分自身に固有の生命の力を、内側から呼び覚ますことが「肚づくり」の本質です。「サンレム」は、真の個性をもつ「肚のある人間」になるための製品と言ってもいいでしょう。
生命力の源である椎茸菌糸体
サンレムの原料となる椎茸菌糸体は、椎茸を生み出すための母体であり、キノコの根の部分にあたります。それは、傘や軸といった私たちが食卓で目にする「椎茸」の部分ではありません。菌糸体の中には、椎茸という生命体を育てあげるための酵素が宿っており、そこには椎茸という生命そのものの力が凝縮されているといえます。
椎茸が選ばれた理由のひとつは、酵素バランスの良さです。椎茸の菌糸体には、菌の胞子を育てるのに必要な何種類もの酵素が、突出するものもなく、全てがまんべんなく含まれています。そのバランスの良さこそが、椎茸という生命全体を支える土台になっているのです。漢方の経典『神農本草経』においても、椎茸は全く副作用のない「上品(じょうぼん)」として位置づけられているほどです。
二つ目は、日本人の身体との深い縁です。その土地の食べ物が、その土地の人の体に合うという「身土不二」の考え方があります。椎茸の学術名「Edodes(エドードス)」の語源は「江戸」に由来しています。つまり、椎茸は日本の風土や食生活と深く結びついているのです。
そして三つ目は、椎茸のもつ強い生命力です。椎茸は、厳しい環境の変化の中でも、力強く菌糸を伸ばし、子実体を育て続けます。目まぐるしく移ろう環境に応じながら、しなやかに生き抜こうとする力強さが、菌糸体の中に宿されているのです。
サンレムを食すことは、椎茸がもつこのすべての力、その生命の秩序そのものを、いただくということなのです。
母なる菌と宇宙空間製造法
サンレムのもととなる種菌は、古代原生種椎茸の母菌を自家培養することで育てられた、生命力の高いものです。培地を低温に置き、菌の生命エネルギーをさらに高めた上で、抽出へと進みます。
椎茸菌糸体の内部には、こうして育てあげられた酵素が宿っています。しかしこの酵素は、菌糸体を包む硬い鞘(サヤ)に守られており、容易には取り出せません。この鞘をいかにして破り、内部の酵素を損なわずに取り出すかという点にこそ、椎茸菌糸体を扱う技術の真価が問われます。
執行草舟が開発し、特許を取得した「宇宙空間製造法」では、製造装置の中に宇宙空間と同じ状態(熱流真空の環境)を作り出します。菌糸体の鞘は、この空間の中で内側からの圧力によって自ら粉砕され、酵素は生きたまま、損なわれることなく取り出されます。外から化学薬品によって溶かしたり破壊するのではなく、内側から解き放つことが、この製法の本質です。
鞘を破り、生命が本来持つ力を、そのまま引き出す。世代を超えて育て抜かれた生命が、もっとも良い状態のまま姿を現す。この一連の工程そのものが、サンレムという命を創り上げているのです。
サンレムに宿る祈りと実り
「サンレム」という名は、創業社長・執行草舟が祈りを込めて命名したものです。「サン(Saint)」はラテン系言語で「聖なる」を意味し、「レム(LEM)」はシイタケの学術名「Lentinan Edodes Myselium(レンチナン・エドードス・マイセリウム)」の頭文字をとったものです。直訳すれば「聖なる椎茸菌糸体」。菌とは、人間という生命を根底から支える根源的な力です。その存在への深い敬意とも言えましょう。その聖なる力によって、人間が正しく生き、そして正しく死んでいけるようにという祈りが、この名には刻まれているのです。
ランボーの詩に「Nous allons à l'Esprit.(ヌ・ザロン・ア・レスプリ:我々は聖霊に向かって行くのだ)」という言葉があります。サンレムを製造する自社工場のエントランスに掲げられたこの言葉は、人間の憧れそのものであり、執行草舟およびバイオテックの志そのものです。菌という生命は、人類がこの地上に生まれるはるか以前から命を紡ぎ続けてきた、いわば私たちの母なる存在です。サンレムとは、その母なる菌の力と私たちとを結ぶ、一本の聖なる糸なのです。
この糸は、私たちの「肚」という土台に根を下ろして初めて、生きた力となります。サンレムとは、自分自身の内側に本来から存在する生命の力を、絶えず、確かに育てていく食品です。自分に与えられた生命を、死ぬまで燃やし尽くしたい。そう思う人々のために、サンレムは生まれました。そして今、皆様自身の内側で、菌という母なる存在と、あなたを結ぶ糸になり続けるのです。